baserCMSが『さくらのレンタルサーバ ライト』でも使えることはもっと知られていいポイントではないかな(ステマじゃないよ)
baserCMSがWordPressよりも柔軟な点として、「データベースとしてMySQLはもとより、SQLiteやPostgreSQLが使える」ということがあげられるのではないでしょうか。
私自身、CMSを本格的に使い始めたきっかけがWordPressということもあり「CMS=MySQLで動くもの」という認識だったので、システム要件を改めて読んでみて「おお、これなら適用できるサーバにも広がりができるぞ」と感じた次第です。
たとえば、レンタルサーバの中でも老舗的存在の一つにあげられる『さくらのレンタルサーバ』。WordPressを使うなら、MySQLが使える「スタンダード」以上のプランを契約する必要がありますが(2013年12月現在)、baserCMSならもう一段階安いプラン「ライト」でもサイトを稼働させることができます。
(一応、SQLite環境下でWordPressを動かすためのプラグイン『SQLite Integration』もありますが)
「トラフィックはそう多くない、でも長期間稼働させないといけない」というようなサイトを作る場合、年間1500円という金額(初期費用・ドメイン費用は別途)はなかなか魅力的なんではないでしょうか。
ちなみに、baserCMSユーザー会が運用しているbaserCMSのデモサイトも『さくらのレンタルサーバ ライト』上にインストールしたbaserCMS3で運用されています。バージョンアップによる表示速度改善の効果もあり(公式ブログの記事より)、「ライト」といえどきびきびしたレスポンスを返してくれるように感じます。
ということで私も、試しに『さくらのレンタルサーバ ライト』にbaserCMSをインストールしてみました。
基本的には、baserCMSの公式サイトから配布ファイル(ZIP形式)をダウンロードして展開、ファイル一式をftpでアップロードしたのち、インストール先のURLにアクセスすればよいのですが
No input file specified.
というようなメッセージをくらうので、さくらのレンタルサーバコントロールパネルの[PHP設定の編集]メニューにて
cgi.fix_pathinfo = 1
の1行を書き加える必要があります。ここ、インストール時のワンポイントですね。
あとは、通常どおりインストールを進めていきます。
データベースは『SQLite』を選択(というか、「ライト」だとそれしか使えないので)。
なぜかステップ5で盛大にレイアウトが崩れましたがキニシナイ。http://{初期ドメイン}/{baserCMSのインストールディレクトリ}/ に再度アクセスすれば、デフォルトテーマ(2013年12月現在)の『nada icons』によるサイトが現われます。
[2014.2.24追記]
2013年12月26日リリースのバージョン3.0.1で、レイアウト崩れの問題は解消しています。
ということで『さくらのレンタルサーバ ライト』にインストールしてみたわけですが、ステマじゃないよ。